introduction
Introduction
伝説の映画『海角七号 君想う、国境の南』『セデック・バレ』の
ウェイ・ダーション監督6年ぶりの最新作
世代も性別も超えた様々な愛のカタチを
17曲のラヴソングで綴った極上のミュージカル・エンターテイメント!!
 バレンタインデーの台北。書き入れ時の花屋の店主には、一緒に過ごす彼氏がいない。想いを寄せる女性のために注文の品を作った孤独なパン職人は、それが彼女からその恋人へ贈られるものだと知っている。切なさを胸に、花とチョコレートをそれぞれ配達する二人だが、ある事件から行動を共にすることに。一方、パン職人が愛する公務員の女性は、夢を追い続ける作曲家の恋人を応援しながら十年間生活を支え続けていたが、二人は別れとプロポーズという正反対の思惑でバレンタインの朝を迎えていた——。
イメージ
 台湾映画の歴代興収1位を誇る『海角七号 君想う、国境の南』をはじめ、台湾映画史上最高額をかけて制作され抗日暴動・霧社事件を描き日本でも大ヒットした『セデック・バレ』、プロデューサーにまわり日本の永瀬正敏、大沢たかお、坂井真紀などを起用し『海角七号~』に迫る興収を上げた『KANO~1931海の向こうの甲子園』など、これまで台湾の歴史を背景にした作品を撮ってきたウェイ・ダーション監督。名実共に台湾映画界の人気監督が6年ぶりにメガホンを取った本作は、なんと台湾初、17曲の完全オリジナルのラヴソングで綴られた極上のミュージカル・エンターテイメント!バレンタインの一日を通して、世代も性別も超えた様々な愛のカタチと出会いを描き、すべての人々にエールを送る群像劇に仕上がっている。
 本作はメインキャストに宇宙人(Cosmos People)の小玉(シャオユー)を始め、もと棉花糖の小球(シャオチョウ)、『KANO~』で主題歌を歌ったトーテムのスミン、小男孩樂團の米非(ミッフィー)など台湾の若手実力派ミュージシャンたちを起用。さらに『セデック・バレ』で素晴らしい歌声を響かせた林慶台(リン・チンタイ)、ベテラン歌手の趙詠華(シンディ・チャオ)が脇を固め、李千娜(リー・チエンナ)、張榕容(チャン・ロンロン)や、『海角七号~』の范逸臣(ファン・イーチェン)、馬念先(マー・ニエンシェン)、應蔚民(イン・ウェイミン)、民雄(ミンション)、田中千絵らも特別出演する。

 そして映画の中心である全17曲の素晴らしいオリジナル楽曲。作曲を担当したのは李正帆(リー・チェンファン)、李王若涵(ジェニファー・ジョン・リー)、作詞は嚴云農(イエン・ユンノン)、台湾ポップスを代表する黄金のチームの楽曲を中心に、中には出演者のスミン、ファン・イーチェン、マー・ニエンシェンが提供した曲も含まれる。 毎回、他の人が考えつかないようなアイデアで私たちを驚かせる監督のPR戦略だが、今回は台湾公開前に先行して海外巡映を実行。2016年10月末からニューヨーク、ボストン、シアトル、シカゴ、ロスアンゼルス、トロントほか50都市を回った。映画業界で一般上映前の海外映画祭への参加・上映はほぼ常識と化しているが、そこをあえて海外各地での先行上映会にするという大胆かつ大規模なプロモーションが行われた。
 言うまでもなく『海角七号~』『セデック・バレ』『KANO~』は国内外の様々な映画賞を受賞している。だが、本作『52Hzのラヴソング』は映画祭のコンペティションへエントリーはしない旨を、監督は発表している。これについて監督は、映画を見た人が笑顔で心躍らせ幸せな気分で映画館を出て行ってほしいと願って作った作品、なのでコンペティションに出す作品ではない、と固辞した。
 日本公開が決まって、とても嬉しく光栄です。社会全体が暗い雰囲気に包まれた今、甘く幸せな映画を観てほしくてこの映画を撮りました。日本の皆さんにもこの想いが届いて楽しんでいただけますように。
――― ウェイ・ダーション